今日の夕方、ケーキ屋さんに行きました。友人へのお土産のケーキを買うためです。
ケーキを包んでいただいている間、奥の客席を何気なく見ていると、私ぐらいの年齢の作業服を着たお父さんが小学生ぐらいの息子さんとケーキセットを食べていました。お父さんはコーヒー、息子さんはオレンジジュース、そしてお二人ともチョコレートケーキ。男同士、たいしておしゃべりするわけでもなく黙々と食べていました。すごくおいしそうに大口で食べていました。
ご飯ではなくケーキセット。ちょっと贅沢でいい感じです。給料日だったのでしょうか。それとも何かのご褒美でしょうか。今の私に平日からケーキセットを食べる余裕はいろんな意味でありませんが、幸せってこういうことではないかと感じました。村上春樹が、小さいけれど確かに幸せであることを「僕は小確幸(しょうかっこう)」と呼んでいる、と書いていたことを思い出しました。