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東北関東大震災 その②

震災から2週間がたった。

イチローは日本赤十字社に1億円を寄付したそうだ。
アルピニスト野口健は寝袋を400個、避難所へ届けていた。
小学生の娘は学校の募金箱に入れるため500円持って登校。
それぞれにできる支援の輪が広がりつつある。
そして私は…といえば、特に何もしていない。
内田樹のブログに、災害時における3つの心得がのっていた。
“寛容”、“臨機応変”、“専門家への委託”である。
“寛容”については、逆に“なぜ寛容でいられないか”を考えてみた。
東京電力や政府のみならず、安全なところにいる人たちの買い占め…などに対する批判が飛び交う。
批判も時には大切だが、こんなにも一致団結が求められている時になぜ?
私が思うに、みんな不安なのではないだろうか?被災者に限らず、日本国中が不安なのかもしれない。
この大震災で不安が喚起され、不安が批判へと形を変えているのだとしたら、
慎みたい、と自分に言い聞かす。
そういえば、家ではやめていたお酒が震災の日から復活してしまっている。
こんな能天気な私でさえも不安なのだ。
“臨機応変”については、是非そうありたいと思っている。便乗値上げなどやっている会社もあるようだが、
それは逆だろう。そんなことで儲けても、きっと大切なものを失ってしまう。
“専門家への委託”についてはまさにそうだと痛感している。
避難所で、自動車整備士の方が壊れた自動車からバッテリーを取り出し、
携帯電話の充電器を作ってみんなに喜ばれていた。
レスキュー隊や医師団は、専門知識をもとに、身を粉にして活躍している。
私には特別な技術も知識もないから、こんな時には本当に無力感を感じる。
支援や復興についても、専門家達の構想に頼るしかない。
技術や専門性が高い人ほど役に立てるということなのだろうか。
安全なところにいる私のような一般人ができることはなんだろう…。
不安に支配されず、日常生活を変わらず送ることぐらいしか残念だが思いつかない。
そうやって日々を過ごすうちに、私にも役に立てるチャンスがめぐってくることを祈りつつ。

2011.03.25 10:02|日々のこと

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